T.U

製品の品質向上、工場の生産性向上を設計技術で支える

製品の品質向上、工場の生産性向上を設計技術で支える

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生産メヌマ工場 設計課
工学研究科 電気電子システム工学専攻卒 / 2020年度 入社
  1. 現在の仕事内容について
    教えてください

    生産現場に密着して、
    存在価値を発揮

    工場に所属する設計者として、火災受信機、炎感知器用作動試験器など自動火災報知設備の設計・改良業務に携わっています。当社製品は、品質や生産性の向上を図るために、設計の改良が行われます。たとえば「製品の構造をシンプルなものに変更する」「安全かつノイズに強い回路にする」といった設計変更に取り組みます。また当社製品は長く生産し続けられる製品が多いため、生産中止となった部品を新しい部品に置き換えるという設計業務も発生します。代替部品の評価、選定を行い、高品質な製品の継続的な生産活動を支えます。その他、設計技術と工場(生産現場)の両方を知る存在として、新製品導入プロジェクトにも参加します。研究開発部門と工場をつなぐハブとなって、新しい技術を使った防災機器の生産がスムーズに立ち上げられるように支援していきます。

  2. T.U

    能美防災に
    入社した理由は?

    就職後の働く自分の姿が
    見えたから

    「人々の暮らしを支えるモノや社会になくてはならないモノをつくりたい」 そんな漠然とした思いを抱きつつ、メーカーに絞って就職活動をしていました。特別に強く意識していた企業や製品があったわけでなく、「できるだけいろいろな企業を見たうえで進路を決めよう」と考えていました。能美防災を知ったのは、同じ大学出身の先輩社員を通じてです。職場の雰囲気や火災被害ゼロへの想いなど、いろいろな話を聞かせてもらううちに、「自分に合っていそうだ。自分もこの会社で働きたい」と思うようになりました。最終的に選んだ理由は、業務内容やそのやりがいが明快にイメージできたこと。会社説明を聞くうちに、「自分のつくった防災機器が実際に使われて社会の役に立つ姿」がしっかりと見えたので、入社後に対して不安や迷いを持つことなく、「この会社に入りたい」と心から思うことができました。

  3. 仕事のやりがいを
    教えてください

    工場の設計者、
    だからこそできる仕事がある

    工場で設計者として働く魅力は、自分が行った設計の評価をリアルに感じられること。生産現場が自分の近くにあるので、設計に携わった製品が実際に作られている様子を見ることも生産現場のスタッフの声を直接聞くことも簡単にできます。生産現場から得られた鮮度の高い情報を次の設計業務に活かせる環境は、設計者にとって非常に価値あるものです。その他にも、工場の設計者ならではのやりがいがあります。工場への新製品導入では、プロジェクトマネージャーのような役割を果たして、大量生産をするうえでの課題やその対応方法などを検討し、実行します。生産設備や品質保証といった工場内のさまざまな部署の意見を調整して計画どおりに量産を立ち上げることができると、大きな達成感があります。

  4. T.U

    能美防災でどのように
    成長してきましたか?

    任せてもらえたから、
    設計者として成長できた

    入社1~2年目は、先輩からの指示を受けながら、主に感知器用のベースの品質保証試験を担当しました。ベースは、ほとんどが建物内の天井に設置されます。感知器との接続や天井への設置に問題がないことを確認する試験業務に従事して、ものづくりの基本を学びました。電気的な設計に携わったのは、入社2年目。炎感知器の動作を確認する試験器の改良を任せてもらったときのことです。試験器の中核となる回路基板の作り方を手作業での実装から機械による自動実装に変更する、生産性向上を目的とする案件でした。私は、新しい回路パターンの検討→回路図の作成→部品選定→回路基板の試作といった設計業務の流れに一人で取り組みました。あのときに、知らない電子部品の情報を懸命に収集して、それぞれの特徴を吟味し設計プランをまとめあげたことで得られた自信は、今の自分の確かな基礎となっています。

  5. T.U

    100年後の防災のために、
    あなたが挑戦することは?

    ハードもソフトも理解して、
    次世代の開発案件をリード

    私の部署では、防災設備を構成する多種多様な製品に関わることができます。入社以来、火災受信機をメインに設計経験を積んできましたが、この環境を活かして感知器をはじめ他の製品の設計にも挑戦していくつもりです。また設計対象となる製品領域を広げると同時に、自分が行う設計業務の中身についても進化させていきたいと考えています。これまでは、電気設計のうち電子回路を中心とするハード設計に取り組んできましたが、電子回路に組み込むソフトの設計もマスターしたいです。火災被害ゼロの社会の実現に向けて、今はまだない技術の研究が進み、新しい機能として防災設備にどんどん搭載されていくでしょう。そのときに、ハードとソフトの両方がわかる設計者として、プロジェクトをリードできるようになりたいと思います。

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