S.K

火災から生命を守るために絶対的な正解のない問題に挑む

火災から生命を守るために絶対的な正解のない問題に挑む

S.K
設備設計エンジニアリング本部 第2エンジニアリング部
理学研究科 化学専攻卒 / 2020年度 入社
  1. 現在の仕事内容について
    教えてください

    最適な防災機器の選択と
    配置設計に取り組む

    能美防災は、住居、商業ビルをはじめさまざまな施設それぞれに最適な防災設備を提供しています。私が所属する部署では主にプラント向けの防災設備の設計業務を手掛けており、誰もがよく目にする屋内消火栓などの消火設備だけでなく、油火災・電気火災に対応する泡や粉末、ガスを用いた消火設備などプラント向けならではの消火設備を扱い、消防法やその他法律に準じた設計を行います。
    設備設計の主な業務内容としては、提案営業がお客様より依頼を受けた内容に基づいて、最適な機器の選択や配置設計を行うこと。さらに、設計した設備を納めるために必要な工事の費用を取りまとめる積算までの一連の流れです。また、設計担当者として設計の根拠や背景から設備詳細に至る部分までを提案営業や施工管理、あるいは消防署やお客様へ説明することもあります。ときにはお客様の工場など現地へ行き、設備を設置する予定の場所を現場調査したり、あるいは工事が完了した際の完成検査に立ち会ったりと、外に出て仕事をすることもあります。

  2. S.K

    能美防災に
    入社した理由は?

    インターンシップで社員の人柄に
    惹かれた

    学生時代は化学を専攻していて、当初は材料系のメーカーに興味を持っていました。とはいえ就職活動は一生のうちに何回も経験できるものではないため、「せっかくの機会だからさまざまな仕事を知っておこう」と、材料メーカーを主軸としつつも幅広い業種の会社を調べていました。そんなときに、ある就活セミナーで能美防災と出会いました。会社説明で「火災被害ゼロの社会を実現する」というビジョンを聞き、強く共感しました。自分の中で「人に誇れる仕事がしたい」という気持ちが高まり、インターンシップに参加しました。そこで何人かの社員の方々と話をして、「穏やかな人柄の方が多くて、働きやすそうだな」と感じたことも志望動機となりました。

  3. 仕事のやりがいを
    教えてください

    絶対的な正解がなく、
    自分で考え抜く面白さがある

    防災設備の設備設計の面白さは、自分なりの正解を考え抜くことにあると思います。
    ある空間に防災設備を設置するとして、どこに設備を配置すれば効果的か、人が安全に避難できるのか⋯それは設計者の数だけ答えがあり、仮に同じ能美防災の人間が同じ物件を設計しても、十人十色の設計図ができると思います。
    そのため、消防法や各地条例、お客様からの要望やコストなどを満足させるとともに、いかに安全で使いやすい設備にできるかということを自ら考え抜き、最適解を探して日々奮闘しています。設計に絶対的な正解はありませんが、ときには経験豊かな先輩たちの意見も参考にしながら自分なりの答えが見つけ出せたときは、この仕事でしか味わえない達成感があります。

  4. S.K

    能美防災でどのように
    成長してきましたか?

    設計者として大きくなることが
    できた

    入社1年目から工場や発電所の消火設備の設計を主に担当し、製鉄所向けの高発泡泡消火設備の設計に携わるなどしました。その後、5年目になる頃には新たに自動火災報知設備の設計も担当するようになりました。消火設備の設計は機械的な要素が中心の業務でしたが、自動火災報知設備の設計では電気的な要素が多くそもそも設計の仕方が大きく違うことに加え、設備動作のロジックも検討するようになり苦労しました。入社から今までを振り返ってみると、さまざまな施設及び防災設備の設計に携わることができたおかげで順調に業務領域を広げてくることができたと感じています。

  5. S.K

    100年後の防災のために、
    あなたが挑戦することは?

    未来の防災設備の設計で
    活躍できる人材へ

    会社が掲げる「火災被害ゼロの社会の実現」に貢献できるように、まずは確実に防災設備への理解を深め、現在担当している設備設計を突き詰めたいと考えています。
    社会の発展や変化に伴い、これから先も新しいタイプのプラントや発電施設が生まれ、その度に能美防災の設備に求められる安全性や機能もアップデートされていきます。私自身も、知識を吸収し、研鑽を続けなくてはなりません。
    目指すのは、未来の社会を支える防災設備設計のプロフェッショナル。
    たとえばこの先、今までにない新技術を扱うプラントができ、そこに設置する防災設備が求められるときに、「やはり防災のパイオニアである能美防災に任せよう、設計については彼が期待に応えてくれるはずだ」と言っていただけるようになりたいと思っています。

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