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現在の仕事内容について
教えてくださいICTを使って次世代の防災サービスを創造
防災業界では現在、ICTを活用する新しいサービスの開発が進められています。その中のひとつが、私が営業推進を担当している防災支援システムTASKis(タスキス)です。火災や地震などが発生した非常時に企業や団体の防災担当者が持つ端末(スマートフォンなど)に、初動で対応すべき行動を指示して迷いなく行動できるように支援するTASKis。その価値を、客先のオフィスや社内のPRルーム、あるいは展示会などでのデモンストレーション活動を通してお客様に伝えています。また、お客様への対応だけでなく、営業活動に必要なリーフレットや専用Webサイトなどの作成にも携わります。さらに、TASKisに続く、クラウド技術を使った新規サービスの企画・検討にも関わっています。社内の他部門と連携を取るほか、防災に関連する官公庁や大学が集まる場にも参加するなど、多面的な動きを取りながら、これからの社会に貢献する防災サービスを探っています。
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能美防災に
入社した理由は?「仕事への使命感」と
「果敢に挑戦する姿勢」私は大学2年のときに建物の防災に関する授業を受けて、防災に非常に強く興味を持ちました。そこで専門課程では、建築の防災を専門とする教授の研究室へ。研究活動で火災事例データの分析に取り組む中で、防災設備の重要性を痛感するようになりました。こうした体験から、「建造物や人々の暮らしを守る仕事に就きたい」と思うようになり、防災業界を志すに至りました。能美防災については、火災安全工学を学んでいたため、関連する企業として就職活動の前から社名は知っていました。入社を希望したのは、先輩社員の皆さんの「自分たちの防災設備で火災リスクを限りなく低減させるのだ」という強い使命感に心を動かされたから。さらに、業界のパイオニアとしての実績や評価に甘んじることなく、より良い防災設備を実現するために、既存の機器の変革にも果敢に挑戦する姿勢にも共感しました。
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仕事のやりがいを
教えてください失敗が咎められず、
チャレンジが歓迎される私が所属する部署のミッションは、今までになかったサービスを事業化すること。「どんな技術を使ってどんなサービスをつくり、どんなお客様に使っていただくか」「つくろうとしているサービスは、法律的にはどう位置づけられるのか」など、企画・検討する課題のすべてに前例がありません。自分が行動を起こさないと、何も始まらないのです。そのため職場には「失敗をしながら一つひとつ課題を乗り越えていこう」「とにかくチャレンジをしてみよう」という雰囲気があります。ただし失敗が咎められずチャレンジが歓迎されるというのは、楽しいことばかりではありません。誰かの指示を待つだけでは駄目で、常に自分で判断し行動する力が求められるからです。どれだけ頑張って行動しても、自分の思うようにいかないことも多々あります。それでも、自分のアイデアが展示会のブースやWebのPR動画などの形になると、報われた気持ちになります。
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能美防災でどのように
成長してきましたか?新人時代に任された
重要顧客への
プレゼン入社してすぐに「防災士の資格取得」や「被災地での社外研修」といったチャレンジを行い、私自身の視野はぐんと広がりました。なかでも、大きく成長を実感できたのは、1年目の秋に初めて一人で挑んだ重要顧客様向けのプレゼンです。体験型PRルームを活用してTASKisを紹介するだけでなく、プレゼンのシナリオ構成から資料作成まで、すべてを任せてもらいました。
事前準備を重ねるうちに製品知識への理解は飛躍的に深まり、新人ながらビジネスの最前線でプレゼンターを務められたことはかけがえのない経験でした。当日の出来栄えは上司から「100点満点中120点」と評価をいただき、プレゼン力だけでなく主体性や責任感も身についたと強く感じています。能美防災には、若手でも主体的にチャレンジできる風土があり、その環境こそが私を大きく成長させてくれていると実感しています。 -
100年後の防災のために、
あなたが挑戦することは?大学と企業の
“火災研究”を、もっとつなげたい直近の目標は、開発に携わっている新しいクラウド系サービスを、実証実験を経て販売につなげることです。また将来については、研究領域に関わってみたいと考えています。私が大学時代に取り組んでいた「建築系の火災の研究」と、能美防災が専門としている「防災設備系の研究」は、火災被害を低減していくためには、もっと密接に連携して行われるべきです。しかし、どちらかというと別々に進められている印象があります。 かつては学生として建物の火災を研究し、今は能美防災の社員として防災設備と向き合っている。そんな自分の経歴・ポジションを活かして、大学の研究と企業の連携を加速させる存在になりたいと思います。とはいっても、そうなるためには、まだまだ成長が必要です。先輩たちのように視野を広げるとともに、今以上にチャレンジへのハードルをものともしない自分を目指します。